# BoF: bullseyeのリリースノート日本語版の翻訳レビュー ## イベント概要 - イベント名 - 東京エリアDebian勉強会 2021年6月度 - https://tokyodebian-team.pages.debian.net/2021-06.html - 開催日時 - 2021-06-19(土) 14:00-16:00 - 場所 - オンラインによるビデオ会議(Google Meet) - 参加者(敬称略) 6 名 - dictoss - knok - yosukesan - znz - hisashi - yy_y_ja_jp - このドキュメントのライセンス - GPLv3 ## bullseyeのリリースノート日本語版の翻訳レビュー記録 ### 第2章 Debian 11 の最新情報 - 表の "Emacs" の buster のバージョンの部分が "Emacs" になっている - typo のため要修正 - 2.2.2.1. CUPS とドライバレス印刷 - 「buster のリリースノート」 のリンク先が英語のリリースノートになっている - 日本語のリリースノートがあるので、リンク先を修正したほうがよい - 2.2.2.2. SANE とドライバレススキャン - 「ユーザはこれらのシステムにおいて両方のバックエンドを持つよう検討すべきです。 」 - 原文は "their systems" になっているため、「自分のシステムに両方のバックエンドを入れるよう」 という表現の方がよい気がする - 2.2.5. 永続的な systemd ジャーナル - 詳細は次をご覧ください systemd-journald.service(8) 。 - 原文は「See systemd-journald.service(8) for details;」 - 2章の他の部分では参照先を示す場合は「」で囲っていたり、"詳細は wiki にあります。"のような表現になっている。 - 文章の後ろに参照先がそのままにつながっており不自然なため修正したほうが読みやすい。 ### 第4章 Debian 10 (buster) からのアップグレード - レビュー実施なし(5章のレビューを優先したため時間がとれなかったため) ### 第5章 bullseye で注意すべき点 - 5章全体 - 原文では 「kernel parameter」と「kernel command line」が混ざっている - どうするか? - 原文を尊重する形で、訳してみましょう - 5.1.1 Intel 社製 GPU のデフォルトドライバーが、新しい VA-API になります - x86 系以外のリリースノートにも、この章が記述されている - buster の s390 のリリースノートで arch に関係なく全ての変更点を記述するのか確認したところ、arch に関係ない項目は記述されていないことを確認した - 原文の *.db ファイルに arch タグが入っていない - upstreamへ issue を立てて原文の修正を促すとよいかもしれない - 5.1.3. レポジトリのセキュリティに関するアーカイブ構成が変更されます - bullseye では buster/updates から bullseye-security に変更されます。 - the security suite is now named が未訳 - 案)bullseye ではセキュリティスイートの名前が buster/updates から bullseye-security に変更されます。 - 5.1.4. パスワードの暗号化ハッシュがデフォルトで yescrypt になります - SHA-512 から yescrypt - SHA-512のリンクがあるが原文ではyescryptにリンクがあり、リンクを張る場所が誤っており要修正 - 5.1.5. NSS NIS と NIS+ を利用するのに、新しいパッケージが必要になります - そのため NIS もしくは NIS+ を使用しているシステムでは,OS のアップグレード後に - 句点はカンマでなく、「、」にすることに翻訳ルールでなっているため修正する - the NEWS file. - 5.1.6. unbound の設定ファイルを断片化したとき、動作が変わりました - 5.1.7. 非推奨になる rsync のパラメタがあります - 5.1.8. Vim のアドオンについて - NEWS ファイルのことだと思います - 原文では "the NEWS file" になっている - 日本語訳では the はいらないのではないか - 案)「NEWS ファイル」 - 5.1.6. unbound の設定ファイルを断片化したとき、動作が変わりました - 次の文章を読むことをお勧めします。the NEWS file. - 案)NEWS ファイルを読むことをお勧めします。 - 見出しの原文は「5.1.6. Config file fragment handling in unbound」 - NEWS ファイルを読むと、fragment は「設定ファイルを分ける、または分けた」というような表現に近い内容に思える - 分断という言葉より「分割できるようになった、分割された」などの表現の方が適している気がする - 5.1.7. 非推奨になる rsync のパラメタがあります - 「パラメタ」と書いているが、他の場所では「パラメータ」「パラメター」になっている - どちらでもよいが、統一したほうがよい - 他の文書に合わせるため「パラメータ」に統一してほしい - ニュースに目を通すことをお勧めします。(the NEWS file) - 案) NEWS ファイルに目を通すことをお勧めします。 ※NEWSの部分にリンクを張る - buster 側の rsync を backports のバージョンにアップグレードする必要があるかもしれません。 - backports にあるリンク先が404(リンク先URLは原文の英語と同じ。原文で更新されているか確認) - 5.1.8. Vim のアドオンについて - Vim のユーザーは NEWS file に従いアップグレードの準備をしてください。 - 案)Vim のユーザーは NEWS ファイルに従いアップグレードの準備をしてください。 - 5.1.9. OpenStack と cgroups v1 について - bullseye では cgroup v2 がデフォルトになりました。(詳細は 「コントロールグループ v2」)そのため、 - 案)bullseye では cgroup v2 がデフォルトになりました (詳細は 「コントロールグループ v2」)。そのため、 - 。の位置を変える - 5.1.10. OpenStack API ポリシーのファイルについて - 以下は開発元からの勧めです。 - 原文は「Following upstream's recommendations,」になっている。 - 「開発元からの推奨事項では」のような感じで訳したほうがよいかもしれない。 - 5.1.14. Linux がユーザーの名前空間をデフォルトで有効にするようになる - 「5.1.14. Linux enables user namespaces by default」 - "ユーザ名前空間"という翻訳を見たことがあるため、このほうがいいかもしれません。 - 5.1.15. bullseye に redmine がない - backports リンク先が 404。しかし、原文でも404。 - 5.1.16. Exim 4.94 - コマンドラインも多く、難しい内容のため、別途時間をとってレビューしたほうがよさそう - 5.1.17. SCSI デバイスの検出順が決定的ではなくなりました - 回避方法としては 2 方法あり、 - 案)2 つの回避方法があり、 - してください - 。をつける - 5.2.1.3. Go-based packages -タイトル未訳 - 案)5.2.1.3. Go ベースのパッケージ - Go の開発用のライブラリのアップデートを許可しているならば、ライブラリのアップデートは、定期的なポイントリリースでのみ提供されます。更新は他のパッケージよりも遅いかもしれません。 - 原文)If updates are warranted for Go development libraries, they can only come via regular point releases, which may be slow in arriving. - warranted の訳が "許可" なのが変なのかもしれない。”保証”と訳するのが適切のように思う。 - 保証されるものと保証されないものがある、という意味を含んだ内容になっているように思われるので翻訳は注意したほうがよい - 5.2.2. GNOME のアプリケーションにマウスを使用せずにアクセスする - 見出しの訳がおかしい気がする - 原文)5.2.2. Accessing GNOME Settings app without mouse - 案)「5.2.2. GNOME Settingsアプリにマウスを使用せずにアクセスする」 - 「gnome-control-center の他にポインティングデバイスなしで、GNOME の設定を直接変更する方法はありません。」 - 案)「ポインティングデバイスなしで、gnome-control-center で提供される GNOME Settings アプリで設定を直接変更する方法はありません。」 - Ctrl+F, - 最後のカンマ不要と思います 以上