上川純一
_________________________________________________________________________________________________________________________________________________
前回開催した第 7 回目の勉強会の報告をします。
8 月の第 7 回東京エリア debian 勉強会は、 Debian で新しくパッケージをアップロードするためのステップの話しや、 フィ ンランドのヘルシンキで開催された debconf5 であった議論についての報告がありました。 また、 debian の悪いところについ ての愚痴大会を開催して、 いろいろな意見が飛び交いました。
DWN quiz に関しては、 今回は満点は小林さんと gotom さんでした。 GNU Hurd でパッケージが 40% しかビルドできてい ないという点について、 FreeBSD より Linux に近い設計のようなきがするのに変ですねぇ、 という話しがでていました。 debbugs でバグに subscribe できるようになったり、 バージョントラッキングが追加されたり debconf5 の最中に機能追加され たものがたくさんありました。
岩松さんがはじめての ITP からパッケージのアップロードの流れについて説明してくれました。 ITP をするといろいろとラ イセンスについて議論になり、 上流の開発者がライセンスを変更したり、 パッケージの存在意義について議論になったりしま す。 また、 正式に Debian Developer になるまでは、 現在 Debian Developer である人に「スポンサー」 を依頼し、 代わりに アップロードしてもらうことになりますが、 その際にパッケージの内容のチェックが入りました。 スペルミスや、 Description の文章の修正などからパッケージの alternatives の優先度の値の根拠についてなどの変更を経て、 最終的に無事にアップロー ドできました。
debconf5 での参加報告を後藤さんが実施しました。 multiarch サポートについてはまた新しいプロポーザルを Tollef が出し て来ていますが、 またメンテナンスするのが大変そうですね、 という話題が出ました。 dpkg については機能をいろいろ追加し て dpkg2.0 を作成するとのことですが、 2.0 は etch+1 でリリースする予定だとか。 Debian GNU/kFreeBSD のひとたちは本 当に楽しそうでしたとのことです。
その他、 宴会では半年分の資料をまとめてみようということでごそごそと飲みながらノートパソコンを出して作業していま した。
東 京 エ リ ア Debian 勉強会 2005_________________________________________________________________