まえだこうへ
い
![]() |
年末のネタ*12 を 実現するために、 冬休みを利用して 32bit Sid 環境だった黒 MacBook を 64bit Sid で再構築しました。 インストール自体は いつものとおりの作業なので、 皆さんもいつもやっていらっしゃることで面白みもないのですが、 年明けにリリー スされていた Lenny の Snapshot イメージでブートローダに LILO を選択し、 インストール後に起動させ ると Kernel Panic になってしまい、 いきなり起動できない問題に遭遇します。 今回はその回避方法につい て*13 説 明します。
ご存知のとおり、 MacBook を 64bit でインストールするには、 amd64 版のインストールイメージが必要です。 今回は、 Lenny のスナッ プショット*14 を 使いました。
MacBook への Debian のインストールに関する情報は、 過去の Debian 勉強会の資料や、 Debian Wiki に公開されていま す。 今回もそれらと同様の手順です。
次のようなメッセージを吐いて、 Kernel Panic になります。
RAMDISK: Couldn’t find valid RAM disk image staring at 0.
List of all partitions: No filesystem could mount root, tried: Kernel panic - not syncing: VFS: Unable to mount root fs on unknown-block(8,4) |
実は、 インストール直後に Kernel Panic となるのは今回が初めてではありません。 MacBook Air を 64bit 化した際にも同じ現象が発
生しました。 困ったので、 ググってみたところ、 同じ現象に対しての回避策も公開されていました。
*17 簡単
に 回 避 策 を ま と め る と 次 の 手 順 で す 。
これで、 kernel panic を起こさず、 ちゃんと起動できるようになりました。 ただし、 今のところ、 新たなバージョンの
kernel を構築する度、 同じ手順を踏まなければなりません。
lilo なんかをやめて、 grub2 にしてしまいましょう。 おあとがよろしいようで。
____________________________________________________________________________________________
9.4 回避方法
make-kpkg --initrd --revision $REVISION kernel_image
dpkg -i ../kernel-image-2.6.26_20090105.2330_amd64.deb
cd /ramdisk
zcat /boot/initrd-2.6.26 | cpio -i
make-kpkg --revision $REVISION kernel\_image
9.5 もっと簡単な回避方法。
Debian 勉強会資料
2009 年1 月17 日 初版第1 刷発行
東 京 エ リ ア
Debian 勉強会 (編集・印刷・発行)
__________________________